信太森葛葉稲荷神社
信太森葛葉稲荷神社(しのだのもりくずのはいなりじんじゃ)

信太森葛葉稲荷神社(しのだのもりくずのはいなりじんじゃ)は、大阪府和泉市葛の葉町、JR北信太駅の西南約300mの市街地に鎮座する神社である。信太森神社(しのだのもりじんじゃ)、葛葉稲荷(くずのはいなり)などともいう。

本殿の外に拝殿・神饌所を有し、末社に楠木神社・厳島神社・白狐社を持つ。また狐塚があったとされる。安倍晴明所縁の社。文学・歌舞伎などで知られる『葛の葉物語』の舞台となった場所で、清明の母・白狐が住んでいたと伝えられる。
信太森は、奈良時代の和銅元年旧二月初午の日に元明天皇が楠の神木の化身である白龍に対して祭事を行ったことを縁起としており、信太森神社はその神木を御神体とした神社として建立された。

平安時代の中頃、冤罪で罷免された安倍保名(あべのやすな)が家名復興を祈願した帰り、猟師に追われた白狐をかくまった。そのため負傷したことが縁で白狐の化身である葛の葉(くずのは)と結ばれ、童子丸(後の安倍晴明)を授かる。葛の葉は我が子に正体を悟られ、悲しい別れとなったが、晴明は天皇の病気を治して出世し、保名の無実の罪を晴らして見事家の再興を果たした。この御利益により、信太森神社は信太森葛葉稲荷神社として知られることになった。
2012.3参拝 ホームページは2017.4に再製
安倍清明誕生の地 安倍清明神社 大阪・天王寺


ずらっと鳥居が続きます。遠くに見えるのが本殿 手水舎
子安石
子安石(安倍晴明遥拝の石)。子宝、安産を願う石。
狐の碑 御影石に「恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉 」の一文とキツネに戻った葛の葉の姿が彫られている。
松尾芭蕉 句碑
葛の葉の おもて見せけり 今朝の霜
和泉式部 句碑
「秋風は すごく吹くとも 葛の葉の うらみがほには 見えじとぞ思ふ」
千利休作の灯篭。 今から約150年前の信太森葛葉稲荷神社
(「道中風景図巻43」)
本殿 千枝の楠
本殿左手にそびえる樹齢2000年といわれている楠の大木(2003年(平成15年)和泉市指定天然記念物に指定)。花山天皇が熊野行幸の際「千枝の楠(ちえのくす)」の称を賜る。また、清少納言の草紙に「森は信太森」と記して以来、和歌の題となっている有名な楠である。根本から二つに分かれていることから『夫婦楠』と呼ばれており、夫婦円満・良縁成就などのご利益があるとされている。葛の葉はこの神木から現れたと伝えられている。
神木の前の鳥居 本殿の周りの末社
姿見の井戸保名に助けられた白狐が、葛の葉に身を変えた際に、鏡に代えて姿を写して確認した井戸。葛の葉が無事にこちらの森に帰りついたことから、旅に発つ前にこの井戸に姿を写しておけば無事に帰って姿を写すことができると言われている 一筆箋
この掛け軸は公開されてない。朱印は残念ながら在庫切れだった




   
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