展覧会

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展覧会を後日ホームページにしてます

ミレー3大名画展 ヨーロッパ自然主義の画家たち


Bunkamura ザ・ ミュージアム
2003.4.10~7.13

この展覧会は、パリのオルセー美術館と共同で企画されたもので、同館所蔵のジャン=フランソワ・ミレーの3大名画《晩鐘》《落穂拾い》《羊飼いの少女》を中心として、クールベ、バスティアン=ルパージュなど19世紀のヨーロッパ自然主義の流れをくむ画家たちの名作・大作73点を、日本で初めて体系的に紹介するものです。この3大名画が日本で一堂に会するのは今回が初めてであり、おそらくこれが日本で最後の機会になるでしょう。これらの絵画は保存状態の理由から、外国への貸し出しが今後困難になることが予想されるからです。

 ミレーは、人間の苦しい労働とその尊さを描きつづけました。とくに3大名画は、100年以上にわたり世界中の人々に親しまれ、近代文明が21世紀に伝える最高の文化遺産に含まれるとさえいわれています。民衆を描いた絵画は中世以来存在していますが、ミレーは、従来の画家とは根本的に異なっていました。伝統的な歴史画やキリスト教絵画が主流であった時代に、現実社会を正面から取りあげ、ひたむきに、謙虚に生きる庶民の姿を描いたのです。後世の画家たちに大きな影響を与えたことは言うまでもありません。

 本展は、ミレーといえばバルビゾン派という固定的な捉え方を離れ、新しいミレー像を提示することによって、絵画がもっている社会的機能、そして、名もない人々の生活をとおして、働くことや生きることの意味、また人間の尊厳とは何か、を問いかけたいと考えます。さらにゴッホ、ゴーギャン、ピサロ、ピカソらの作品を自然主義の観点から捉え、近代美術の流れを新しい切り口でひもとく画期的な内容になっています。

巡回 福岡市美術館


ジャン=フランソワ・ミレー《落穂拾い》 ジャン=フランソワ・ミレー《晩鐘》
ジャン=フランソワ・ミレー《羊飼いの少女》 ジュール・ブルトン《落穂拾いの召集》
フィンセント・ファン・ゴッホ 《じゃがいもを掘る農婦》 カミーユ・ピサロ 《焚き火をする若い農婦、白い霜》
アンジェロ・モルベッリ
《たった80チェンテジモのために!》
ジョヴァンニ・セガンティーニ
《グラウビュンデン地方の衣装》
ポール・ゴーギャン
《ブルターニュの干し草刈り》
レオン・フレデリック 《農民の子》
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