ご存知のように、ぼくの執筆テーマは、映画、ケルト文化、洋酒と多岐にわたっています。
次の本は、ケルト文化に絡んだものです。
先日お伝えしましたように、『北アイルランド「ケルト」紀行〜アルスターを歩く』(彩流社)。
多分、このタイトルになりそうです。
刊行時期は、10月ごろみたい。
北アイルランドを紛争だけではなく、ケルト文化の視点からとらえた読み物です。
こんな斬り口の本、今まで皆無なんです。
「きっとユニークな本になりますよ」と編集者は期待していますが……。
『スコットランド「ケルト」紀行〜ヘブリディーズ諸島を歩く』、『スペイン「ケルト」紀行〜ガリシア地方を歩く』に次ぐ第3弾で、これはシリーズ化しようと思っています。
実は近い将来、『カリブ海、ラム紀行』といった感じの本を出したいんです。
どういうわけか、ラム酒に関する本格的な本が日本ではないんですよ。
あちこちのバーテンダーから「ラムの本を書いてくださいよ」とよくリクエストをいただいていますので。
でも、その前にケルトをかっちり抑えたいという欲望があって……。身体がひとつしかなく、どうしようもありません!
ぼくはバーの世界に接してから、お酒の領域がグンと広くなりました。
昔はウイスキー・オンリーでしたが、ウイスキーはあくまでも数多い洋酒の中のone
of themにしか過ぎないことがわかりました。
死ぬまでに(体力の続く限り)、いろんなお酒をたしなみたいと思っています。
カクテル、ブランデー、ジン、ウオッカ、テキーラ、ラム、ワイン、シャンパン、シェリー、ポート、リキュール、日本酒、焼酎……。
それぞれに深奥な文化があります。
お酒そのものよりも、グラスの裏側に潜む文化の方にむしろ興味があります。
まぁ、じっくり攻めていくつもりです。
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