反乱軍の宇宙船は、悪の銀河帝国軍に対して初の勝利を収めた。

この戦いで、反乱軍は帝国軍の究極兵器の設計図を奪取することに成功する。それはデス・スターと呼ばれ、惑星をも完全に破壊できる力を持った巨大宇宙ステーションだった。設計図を受け取った反体制派の帝国元老院議員レイア・オーガナ姫は、故郷へと向かうが、帝国軍に発見されてしまう。

レイア・オーガナ姫の乗艦するオルデランの外交船＜タンティヴィIV＞が、帝国軍のインペリアル級スター・デストロイヤー＜デヴァステーター＞の追撃を受けていた。帝国軍は＜タンティヴィIV＞を拿捕すると、ストームトルーパー部隊を船内に突入させ、乗員たちとの間で激しい銃撃戦が展開された。＜デヴァステーター＞を指揮するのは、皇帝の側近で、帝国軍の重鎮でもあるダース・ヴェイダー卿だった。彼はレイアが反乱同盟軍のスパイであると睨み、この船が受信したとみられるデス・スターの設計図を探していたのだ。

しかし、危機を察知したレイアはアストロメク・ドロイドのR2-D2に設計図を託し、彼をプロトコル・ドロイドのC-3POと共に脱出ポッドで船外に脱出させていた。ヴェイダーはレイアをスパイ容疑で捕らえ、タトゥイーンに回収部隊の派遣を命じた。

2体のドロイドは荒涼としたタトゥイーンに漂着する。砂漠で廃品回収業を営むジャワたちに発見され２体は売られてしまう。3POとR2を購入したのは、オーウェン・ラーズと、その甥ルーク・スカイウォーカーだった。ルークはオーウェンからドロイドたちの整備を命じられ、偶然にもR2が内部に記録していたレイアのホロ・メッセージの一部を発見する。彼女はオビ＝ワン・ケノービという人物に助けを求めていた。ルークはオビ＝ワンという人物に心当たりはないが、砂漠の端に住む変わり者の隠者、ベン・ケノービとは面識があった。

ベン・ケノービは自分こそがオビ＝ワン本人であると語る。ベンは自分とルークの父親が共に旧共和国のジェダイ騎士であったこと、そして自分の弟子だったダース・ヴェイダーが帝国に寝返り、ルークの父を殺害したのだということを告げ、父の形見のライトセイバーを手渡すのだった。ル−クはベンと共にオルデランへ行き、父の後を継ぐべくフォースの道を学ぶことを誓うのだった。

二人は、タトゥイーンの宇宙港都市モス・アイズリーに到着する。オルデランへのチャーターを引き受けてくれる腕利きのパイロットを雇うため、荒くれ者の集う酒場へと入っていった。そこで彼らは＜ミレニアム・ファルコン＞の船長である密輸業者のハン・ソロと、その相棒、ウーキーのチューバッカを雇うことになる。だが、ハンは犯罪王ジャバ・ザ・ハットの仕事に失敗し、多額の借金を背負っている身だった。

反乱軍基地の場所を教えなければ、故郷を破壊するという脅しにレイアはダントゥイーンの名を告げた。（これは嘘を教えたのだが）しかし、無情にもスーパーレーザーにより、レイアの目の前で故郷オルデランは消滅させられてしまう。

オルデランと共に消え去った何億もの人々の叫びが、フォースの騒乱となってベンを襲った。やがて彼らの目の前に現れたのは巨大な宇宙ステーションだった。強力なトラクター・ビームに捕らえられた＜ファルコン＞は、なす術なデス・スター内部へと引き寄せられ、拿捕されてしまう。

ダース・ヴェイダーはフォースを通じてかつての師の存在を感じ取っており、20年前の決着をつけるべく、1人で彼を追っていた。かつての師弟が再びライトセイバーを交え、死闘を繰り広げる。しかし、オビ＝ワンの力は衰えていた。彼は若き弟子に未来を託し、ヴェイダーのライトセイバーを受けてフォースと一体となる。思いがけないベンの死にルークは錯乱するが、ベンの声が走れと告げていた。

＜ミレニアム・ファルコン＞はレイアに導かれ、反乱軍の秘密基地のあるヤヴィン4へと向かう。だが、デス・スターもヤヴィン４を目指していた。反乱軍は設計図を分析し、デス・スターの唯一の弱点を突き止めていた。反応炉から伸びる直径わずか2メートルの排熱ダクトにプロトン魚雷を直撃させることができれば、この要塞兵器を破壊することができるのだ。

ルークは反乱軍パイロットの一員として銀河の命運を賭けた戦いに参加する決意を固めるが、ハンとチューバッカはそれを自殺行為だと言い捨て、戻ってしまう。

やがてデス・スターがヤヴィン星系に姿を現し、反乱軍の戦士たちが戦闘機で飛び立っていく。

デス・スターからの砲撃と、TIEファイターによる迎撃によって、反乱軍の戦闘機は徐々に数を減らしていく。残るはルークのみ。ヴェイダーはルークのXウィングを追ってる時に、そのパイロットが強いフォースの持ち主であることに気づく。そしてとどめを刺すべく狙いを定めたその瞬間、ハンの歓声と共に＜ファルコン＞が助けに現れたのだった。ヴェイダーの機は味方のTIEと接触してデス・スターの外側に大きく弾き飛ばされる。すると、ルークに再びベンが語りかけてきた。彼はフォースに身を委ね、見事に排熱ダクトに直撃させたのである。デス・スターは、砲撃する直前に宇宙の塵と化したのだ。

ヤヴィン4では、反乱軍の戦士たちが劇的な大勝利に歓喜していた。ルーク、ハン、チューバッカは英雄として表彰され、正式に反乱軍の勇者として迎え入れられたのである。