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:源氏物語

いづれの御時にか、
女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、
いとやむごとなき際にはあらぬが、
すぐれて時めき給ふありけり。

(源氏物語の書き出し)
大和和紀作「あさきゆめみし」挿絵
2008年は、「源氏物語千年紀」で賑わっている。
そんな折、家内の友人の曽我様から、ご子息が大学時代に勉強のために購入したという大和和紀作「あさきゆめみし」全13巻を借りることが出来た。
覚束ない知識ながら、まとめてみた。

2011年に映画化された。
ブログ 映画 「源氏物語-千年の謎ー」


2008.7.27 ホームページ開始
源氏物語主要人物
源氏物語あらすじ


源氏物語とは

源氏物語は、平安時代中期に成立した、長編恋愛小説。
一条天皇中宮、上東門院彰子(藤原道長の長女)に女房として仕えた紫式部の作とされている。

全体で54帖(巻)になる。
平安朝中期を舞台にして、天皇の皇子として生まれながら臣籍降下して源氏姓となった光源氏が数多くの恋愛遍歴をくりひろげながら、人臣最高の栄誉を極める。
晩年にさしかかって愛情生活の破綻による無常を覚えるさままでを描く。
さらに老年の光源氏をとりまく子女の恋愛模様や、或いは源氏死後の孫たちの恋がつづられている。

後半の45帖〜54帖は、 宇治十帖とも呼ばれる。
京と宇治を舞台に、薫の君・匂宮の2人の男君と宇治の三姉妹の恋愛模様を主軸にしている。

大和和紀作「あさきゆめみし」はマンガ本ながら原作に、ほぼ忠実で、源氏物語を理解する好著と言われている。
題名は、「いろは歌」からとっている。
いろはにほへと  ちりぬるを
わかよたれそ   つねならむ
うゐのおくやま   けふこえて
あさきゆめみし  ゑひもせす

この歌は、源氏物語と同時期に定着したと言われている。
源氏物語を歩く

訪ねた場所。往訪先はリンクしています。

上賀茂神社 当時の祭り、「葵祭(賀茂祭り)」の舞台。
下鴨神社とともに古代の賀茂氏の氏神を祀る神社であり、賀茂神社(賀茂社)と総称される。
下鴨神社 当時の祭り、「葵祭」の舞台。
名場面、「車争い」は、賀茂祭りの前に行なわれる、御禊の日に、葵の上と六条御息所の車が見物の場所を巡っての争いだった。
平安神宮 平安京の大内裏の政庁を8分の5のスケールで再現したもの。
当時の大きさのすごさが伝わる。
京都御所 写真は、紫宸殿。宮中の重大儀式は、すべてここで行なわれた。

清涼殿は平安時代の天皇の日常の住まいだった。
醍醐寺 末摘花の兄が阿闍梨(弟子たちの規範となり、法を教授する師匠)をつとめていたとされる寺。
写真は、金堂(国宝)。
宇治上神社
光源氏の死後、物語の中心は、宇治に移る。

写真の拝殿は、国宝。
宇治川沿いには、浮舟と匂宮が愛を語っているところをモチーフにした像がある。
宇治神社 川の畔には、源氏物語のモニュメントがある。  
平等院 全体写真は、このページの最初にある。
左の写真は、木造阿弥陀如来坐像(国宝) 鳳凰堂 内

平安貴族が夢見た極楽浄土が再現されている。
三室戸寺 宇治を代表する寺。
浮舟観音は、ここに移されている。
石山寺 紫式部が源氏物語を着想した寺として有名。
平安時代には、観音霊場として多くの参詣者が訪れた。
光源氏は、ここへの参詣の途中に、空蝉と再会する。
写真は多宝塔(国宝)
廬山寺 紫式部の邸宅址
野宮神社 斎王(天皇の代理で伊勢神宮に仕える)が伊勢神宮に行く前に一年間身を清める神社。
六条御息所の娘が斎王になる時も、ここで1年を過ごした。
出発前に、源氏が、ここに会いにくる。
清涼寺 最愛の人、紫の上をなくした光源氏が隠棲した場所。
光源氏のモデルと言われる源融の像がある(公開期間限定)
  大覚寺 紫式部が嵯峨野の月が素晴らしいと、中でも広沢の池と言うほど。
   城南宮 平安時代の末に白河上皇が壮大な離宮(城南離宮、鳥羽離宮)を造営した。光源氏の邸宅である六条院をモデルにしたと言われる。

神苑はこちら


源氏物語の美術館等

往訪分はリンクしています

京都府京都文化博物館 源氏物語千年紀展 4/26〜6/8
風俗博物館  
源氏物語ミュージアム 17.7.31往訪
「艶●源氏」展 大阪高島屋。和紙による源氏絵巻
源氏夢回廊 期間限定(〜12/14)石山寺内


源氏物語 特別観光パスポート
特典付きガイドブック

有効期限は12月31日まで。
定価300円。

源氏物語のグッズ
京都源氏物語地図

社団法人 紫式部顕彰会 編纂 角田文衞 監修 加納重文 編集責任 判型:地図A2判 地図1枚、解説32頁 定価:840円

千年前の源氏物語の世界を歩くための探訪ガイド。
現在の地図に平安京復元条坊を重ね、源氏物語ゆかりの邸宅などを配置。
あの六条院がどこにあったか?
地図に、はっきり書いてあります。
あったらいいなという待望の本です。
 
源氏物語一千年紀
記念切手

2008.9.22に発売されました切手シートです。80円x10枚
写真は、貰ったパンフレットの分を使っています。
内容詳細は、日本郵便のHPで確認してください。
紫式部の切手


2008.7.23発売
「ふみの日にちなむ郵便切手」シートの一部。紫式部のみ。
赤線は本物にはありません。
シート全体は、日本郵便のHPで確認してください
紫式部の百人一首の歌が図柄、右側が上の句、左側が下の句

めぐり逢いて 見しやそれとも わかぬ間に
雲隠れにし 夜半の月かな
芸術新潮  源氏物語 2008年 02月号

源氏物語千年紀記念特集
天皇になれなかった皇子のものがたり

国宝 源氏物語絵巻 全56面が掲載されています。

解説は、三田村雅子さん
(フェリス女学院大学文学部教授.『源氏物語』『枕草子』を主な専門とする)


2000札のウラは源氏物語
1999年10月、故小渕恵三元総理大臣が翌年7月に九州・沖縄で開催される主要国首脳会議(サミット)を記念して二千円札紙幣の発行を発表。サミット直前の2000年7月19日に発行された。小渕さんは同年5月14日に亡くなっていた。
お札の表は「沖縄の守礼門」。サミットを沖縄にしたことと、お札の表紙に、守礼門を持って来たのは、いずれも小渕さんの沖縄に対する熱い想いである。
裏は『源氏物語絵巻』の一部と紫式部の肖像が描かれている。
『源氏物語絵巻』の第三十八帖「鈴虫」の一部。冷泉院(左側)と光源氏親子(?)の対面の様子を表す。
詞書は、この場面の分でないし、縦書きの半分のみなので、単なる飾りに近い。いずれも国宝で五島美術館所蔵。紫式部の肖像は、「紫式部日記絵巻」から。


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